「ファンクラブ型のプラットフォームで副業を始めたい。でも、myfans と Fantia と OnlyFans、どれにすればいいのか分からない」——これ、参入前の相談で本当に多いです。
3つとも「クリエイターがコンテンツを販売する」という意味では同じですが、運営会社の国籍、手数料、扱えるコンテンツ、集客のしやすさ、決済方法まで、中身はかなり違います。「有名だから」「みんなやってるから」で選ぶと、後から「こっちにすればよかった」となるケースが多い。
この記事では、3プラットフォームを実際の数字とスペックで比較し、日本人にとってどれが現実的な選択肢なのかを結論まで出します。
3プラットフォームの基本情報

まず運営体制と特徴を並べます。
| 項目 | myfans | Fantia | OnlyFans |
| 運営会社 | トクネコ株式会社 | 株式会社Toranoana Lab | Fenix International Limited |
| 運営拠点 | 日本 | 日本 | 英国 |
| リリース | 2021年 | 2016年 | 2016年 |
| 対応言語 | 日本語含む多言語 | 日本語 | 英語中心 |
| 主要ユーザー層 | 日本国内 | 日本の同人・オタク層 | グローバル |
Fantia は同人・pixiv系の文脈で始まった経緯があり、myfans は日本のSNSインフルエンサー・アダルト系ファンクラブとして立ち上がり、OnlyFans はグローバルに成長した英国発サービス。それぞれ生い立ちが違います。
手数料と取り分の比較
クリエイターとして最も重要な指標です。
| プラットフォーム | 基本手数料 | 実質報酬率 |
| Fantia | 10% | 90% |
| myfans(通常登録) | 17.5% | 82.5% |
| myfans(招待コード利用) | 12.5% | 87.5% |
| OnlyFans | 20% | 80% |
数字だけで見ると Fantia が最も低い手数料です。ただし、後述するように「扱えるコンテンツ」に制約があるので、単純比較では判断できません。
myfansは招待コード利用で12.5%まで下がる仕組みがあり、この場合はFantiaに次ぐ低さになります。
月100万円の売上を想定した場合の手取り比較:
- Fantia: 90万円
- myfans(招待コード): 87.5万円
- myfans(通常): 82.5万円
- OnlyFans: 80万円
FantiaとOnlyFansで月10万円、年間120万円の差が出る計算です。
扱えるコンテンツの範囲
ここが一番大きな違いです。手数料だけ見て決めると、この点で失敗します。
myfans
- 一般コンテンツ・アダルトコンテンツともに扱える
- プラットフォームとして映像送信型性風俗特殊営業の届出済み
- アダルトを扱うクリエイターは自身も同届出が必要とされる
Fantia
- アダルト(成人向け)コンテンツにはR18プラン設定が必要
- 明確なポルノコンテンツについては規約上の制約がある
- 元々は同人・イラスト系のファンクラブという位置づけ
- 過激な性的表現は制限がある
OnlyFans
- アダルトコンテンツも扱えるが、規約は英語で理解する必要がある
- カード会社の方針変更でコンテンツ制限が入る事件が過去にあった(2021年、その後撤回)
- グレーゾーンコンテンツに対する運営判断は英語圏の基準に従う
アダルト系メインで活動するなら、myfansが最も扱いやすいというのが率直な結論です。Fantiaは同人・イラスト・軽めのグラビア系に向き、露骨なアダルトには制約がある。OnlyFansは扱えるが、英語での運営判断とやり取りが必要になります。
集客のしやすさ
日本人が集客できるかは、ユーザー層のマッチ度で決まります。
myfans
- 日本国内のX(旧Twitter)・Instagramからの動線が確立されている
- 日本人ファンが検索で見つけやすい
- 日本語のフォロワー基盤がそのまま活きる
Fantia
- pixivと連動しやすい構造
- イラスト・同人系ファン層に強い
- アダルト系ファン層への訴求は弱め
OnlyFans
- 世界最大規模のユーザー数を持つ
- 日本人ユーザーは相対的に少なく、日本人向け集客は難しい
- 英語圏ファンを取れれば市場は圧倒的に大きい
「日本人ファンを日本国内で集める」ならmyfansが最も効率的。「英語圏で戦う覚悟がある」ならOnlyFans。「同人・イラスト系で活動する」ならFantia、という棲み分けが自然です。
決済と本人確認
参入時のハードルとして無視できないのが、決済と本人確認の使い勝手です。
myfans
- 国内クレジットカード(VISA / Mastercard / JCB)に対応
- 本人確認は運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなどでOK
- 振込は日本の銀行口座に日本円で
Fantia
- 国内クレジットカードに対応
- 本人確認は日本の一般的な身分証で対応
- 振込は日本の銀行口座に
OnlyFans
- 海外発行クレジットカードが有利
- 国内発行のJCBやVISAで決済エラーが起きるケースが報告されている
- 本人確認はパスポート推奨
- 振込はPaxumやWire Transferなど、海外送金の仕組みを使う必要がある
- 為替手数料と海外送金手数料が発生する
日本人にとって最も参入しやすいのはmyfansとFantia。OnlyFansは本人確認と決済で英語対応・海外送金の壁があります。
併用戦略はアリか
「3つとも登録して分散させる」という戦略について。
併用のメリット
- リスク分散(1つがBAN・凍結でも他が残る)
- 収益源の多様化
- 各プラットフォームの得意ジャンルを使い分けられる
併用のデメリット
- コンテンツ制作・投稿・ファン対応の労力が3倍
- ファンが分散してどれも中途半端になりがち
- 初心者には管理が重すぎる
現実的な戦略は「まず1つで基盤を作り、余裕ができたら追加する」という順番です。いきなり3つ同時運用は9割の人が挫折します。
順番の目安:
- まずmyfansで月10〜20万円の基盤を作る(3〜6ヶ月)
- 慣れてきたらFantia追加(別ジャンル層の獲得)
- 英語圏に打って出るならOnlyFans追加
目的別・状況別のおすすめ
3プラットフォームの選び方を、目的別に整理します。
「日本国内で日本人ファン中心に活動したい」
→ myfans。集客・決済・言語すべてで最も参入しやすい
「同人・イラスト・軽めのグラビア系」
→ Fantia。手数料10%で最も取り分が大きく、同人ファン層と相性が良い
「英語ができて海外市場を狙いたい」
→ OnlyFans。世界最大の市場だが、日本人はまだ少ない分先行者利益もある
「アダルト系をメインに扱いたい」
→ myfans。扱えるコンテンツの範囲が最も広く、国内で完結する
「顔出しなしで、確実に稼ぎたい」
→ myfans。国内での顔出しなし運用ノウハウが最も蓄積されている
「手数料を極限まで下げたい」
→ Fantia(10%)、次点でmyfans招待コード利用(12.5%)
結論:多くの日本人にとってはmyfans
3プラットフォームを比較した結果、「日本人が副業として現実的に始めるなら、多くの場合はmyfansが第一選択」というのが率直な結論です。
理由をまとめると:
- 集客が日本語のSNSで完結する
- 決済・振込が日本円で完結する
- 本人確認が国内の身分証で完結する
- アダルト・非アダルト両方を扱える柔軟性
- 招待コード利用で手数料12.5%と業界最安水準
Fantia・OnlyFansが劣っているわけではなく、適する用途と読者層が違うというだけです。同人系ならFantia、海外挑戦ならOnlyFans、それ以外の多くの日本人にはmyfansが現実的、というのが2026年時点での妥当な結論になります。
具体的な始め方は「myfansの始め方完全ガイド」、Fantiaとの詳細比較は「Fantia vs myfans」、OnlyFansとの詳細比較は「myfans vs OnlyFans」を参考にしてください。
- 手数料: Fantia 10%が最安、myfans招待コード12.5%が次点、OnlyFans 20%
- 扱えるコンテンツ: アダルトメインならmyfansが最も柔軟、Fantiaは制約あり
- 集客・決済: 日本人が国内で完結できるのはmyfansとFantia
- 併用戦略: いきなり3つは挫折しがち。まず1つで基盤を作るのが王道
- 結論: 多くの日本人にとってはmyfansが第一選択。用途次第でFantia・OnlyFans
